ウェルシュ・コーギー・カーディガンと同じく原産はイギリス・ウェールズです。ウェルシュ・
コーギーには、カーディガンとペンブロークがありますが、日本でお馴染のウェルシュ・コーギー
といったらこちらのペンブロークのほうです。
紀元前1200年ごろ中央ヨーロッパから渡ってきたケルト族とともにやってきました。
カーディガンから、ペンブロークが生まれていきました。ペンブロークを生んだ遠い祖先犬は、
1100年代にフランドル地方の織工たちによってケルト族にもたらされたといわれています。
それ以前に、950年ごろまでさかのぼることができると言う人もいます。
ペンブロークとカーディガンは約70年ほどで種が分かれたと言われますが、ペンブロークは起源
となる犬は、古いキースホンド、ポメラニアン、スキッパーズ、スウェーディッシュ・ヴァルフンド
などが交配されて成り立ったと思われます。
ウェールズのペンブロークシャーで発展し、カーディガンと同じく小さな小回りのきく体で、牛や羊を
追ったり集めたりなど家畜犬として、活躍していました。その小さな体は、家畜の足に蹴られたりする
ことを防ぎ、群れの中でも家畜の真下など自由自在に動きまわることに便利で農場において重宝されて
いました。ひづめをかじったり吼えたりして家畜を管理していました。
カーディガンとペンブロークが分離したあと、その色合いと形からペンブロークのほうがより人気と
なっていったのです。カーディガンと同じくオール・ラウンドの農場犬として活躍し、牛・羊の世話や、
ガチョウを追いたてることで大変役に立っていました。
ペンブロークとカーディガンは、1930年代まで自由に交配されていましたがブリーダーたちは
この2種の違いを際立たせていき現在に至っています。ペンブロークはイギリス王室に親しまれ、
ジョージ六世やエリザベス2世が所有していたことも有名です。尻尾は断尾されますが、しばしば
尻尾のない形で生まれてくるものもあります。
とても愛想がよく生来の愛情深さを持った家庭犬として親しまれている犬です。警戒心も大変強く、
よい番犬でもあります。しかし、家畜犬として動物のかかとを噛んで動物を移動させたりといった
ことをしていたので、その習性が出て実際に人のかかとを噛んだりといったことをしたりしたら若い
うちに直さなければなりません。
ガーディガンよりもまっすぐな足を持ち体もそれほど長くありません。頭の形もややほっそりし、
耳もより小さく両耳同士も近い距離につき、体重もやや軽いのも特徴です。
オス、メスとも体高25〜30センチ、
オスは11〜13.5、メスは10〜12.5キロほどです。
毛色も多少異なり、赤、黒、タン、セーブル(黄褐色)フォーン色(金色がかった茶色)もあります。
ダブル・コートで密集した内側の毛の外に少し硬めのワイヤーあるいはウェイビーな毛がはえ、
水をはじきます。快活で、自信にあふれ、子供や他の犬―特に自分より大きな犬ともうまくやって
いくことのできる気質はカーディガンと同じです。
しかし、家の外と中では、カーディガンと異なり外でのほうが活発です。マンションでも充分な運動が
できれば飼うことができます。たくさん吼える犬なので、長い間ひとりぼっちにさせないことです。
1匹になったストレスからさらに吼えてしまうことがあります。1960年代には人気犬となり、今なお
多くの国で大変な人気を持っています。
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